
大学生におすすめの村上春樹作品を知りたい。
読みやすい作品で文学に触れてみたいなぁ。

こんな方々は必見です!
筆者も大学時代から村上春樹にはまりました。その経験を踏まえておすすめをご紹介します。
大学生におすすめの村上春樹作品5選

すべて主人公が大学生の作品ですよ。
文学入門としてどうぞ!
①『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 』
個性が全くない孤独な「つくる」が旅に出る物語。
- 「自分には個性がない」「自信がない」と思う人
- ミステリーが好き
- 村上春樹作品を初めて読む人
大学時代の「多崎つくる」はいつだって孤独でした。
「色彩を持たない」=「自分は個性も何もなく空っぽな人間だ」と思い続けます。死ぬことだけを考えて生きてきたという彼は、それらを克服するべく過去の原因に立ち向かう決意をします。
名古屋、そしてフィンランドと旅をするにつれて、自分自身というものを知っていきます。
謎をどんどん解いていく、ミステリー要素があるのでどんどん読み進めてしまいます。

内容も難しくないし、分量も多くないから、初心者向けとしてまず最初に読むべき作品です!
②『羊をめぐる冒険』
大学生に一番人気の作品。
- 村上春樹を初めて読む
- 文学作品を読んでみたい
- ミステリー作品が好き
『羊をめぐる冒険』は村上春樹の超定番作品です。
王道の作風で、村上春樹を知りたい方は本当におすすめ。本を読むのに慣れていない人でも読めるような作品です。
主人公がとある「羊」を探すために北海道まで旅に行くという物語。
職場に黒服の男が現れ、写真の中に写る「羊」を探すように脅されるのです。謎だらけではありますが、それらの謎解きの要素があるので面白く読めます。

文学入門としてどうぞ!
他作品と比べても、とても評価の高い作品です。
③『ノルウェイの森』
大学生の究極のラブストーリー。
- 社会に不満を持つ孤独で繊細な大学生
- 恋愛モノが好きな人
- 村上春樹の作品を知っておきたい
最も知名度があり、世界的に有名な作品です。
この作品から村上春樹を知る人が圧倒的に多く、入門書としてとっつきやすいかと思います。
大学生の主人公が、社会への不満や孤独感を感じながら、様々な女性たち出会い、過ごしていく物語。登場人物の独特なキャラクターとセリフが印象的です。静かで暗く、そして美しい世界が伝わってきます。

映画もあるので、そちらから観るのもおすすめです!
④『風の歌を聴け』
退屈で、なんとなく過ぎる大学生の日常。
- 大学生の日常を味わいたい
- アメリカ文学に興味がある
- 村上春樹作品の原点を知りたい
村上春樹の処女作です。
港町での大学生の18日間の日常が描かれています。
バーのトイレで倒れていた女性を介抱し、家まで送る主人公。何日か経ち、たまたま入ったレコード屋でその女性と再会するというスタートです。
特徴は、西洋にいるかのような世界観です。
日本っぽさが全然ないんです。まるでアメリカのどこかの港町のようです。これは村上春樹がアメリカ文学に強い影響を受けているから。
詩のような軽快なリズムを持った文章や独特の洗練された雰囲気は本当に魅力的です。

名言が多い作品としても有名です!
⑤『職業としての小説家』
エッセイです。
テーマは「小説家とはどのような職業なのか」。
- 村上春樹という人間をもっと知りたい
- 小説家という職業を知りたい
- 村上作品への理解度を深めたい
「職業的小説家」としてのお話。
大学生が読むのなら、一種の職業図鑑として見ることができます。
小説家に向いている人、小説家の生活、デビューまでの心境などが書かれています。
が、それだけではありません。
- ノーベル賞などの文学賞についての見解
- 「学校」の問題点について
- 「原発」について
など様々なことについて語っています。

上でおすすめした小説たちを読み、村上春樹に興味が湧いたときにこちらを読むことをおすすめします。
長編小説を読むのが難しい方へ

長編小説は長くて時間がかかる,,,。
もっと気楽に村上春樹作品に触れたいなぁ。

そんな方は「映画」か「短編集」がおすすめ!
①村上春樹の「映画」の紹介

そっか!
映画なら2〜3時間で1作品が観れるのか!

上で紹介した『ノルウェイの森』や『風の歌を聴け』は映画もありますよ!

②村上春樹の「短編集」のおすすめ紹介

長編が長いと感じるなら、短編から読んで観るのもおすすめです!
