【大学生編】おすすめの村上春樹作品 4選 | 大学生が主人公の作品など

村上春樹

 

マニアがご紹介する、おすすめの村上春樹作品。今回は、大学生編です。

 

大学生だから、文学というものを読んでみたいなぁ..。

でも難しそうだなぁ…。

そんな方々におすすめな小説家が村上春樹平易な文章でかつ深い考察が得られる内容が特徴です。

しかし、「村上春樹を読もう!」と言ったって、作品数が多すぎて、何から読めば良いのかわからないですよね。そんなあなたに大学生にぴったりの作品をご紹介します!

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 『ノルウェイの森』

 

世界的に有名な作品。生と死がテーマです。コレをお勧めする理由は大学生のラブストーリーだから。

早稲田大学での日常が描かれますが、その点でも大学生は共感しやすいかと思います。他の村上春樹の作品と違い、完全なリアリズム小説です。この作品から村上春樹を知る人が圧倒的に多く、入門書としてとっつきやすいかと思います

大学生である孤独な主人公と、彼を取り巻く繊細で傷つきやすい女性達の恋愛を描いた物語。登場人物の独特なセリフとキャラクターが印象的です。静かで暗く、そして美しい世界が伝わってきます。

書き始めた当初は「雨の中の庭」というタイトルだったそうです。その名の通り、雨が降る日に家の中で読みたいです。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 』

 

〜あらすじ〜
多崎つくるは高校時代、4人の男女と親友であった。彼らは完璧な調和を成したグループで、常に一緒におり、その中で全てが完結していた。しかし、大学時代のある日、突然4人から理由もわからず絶縁を強いられることに。それから死のことのみを考えていたつくるは、新しい恋人の沙羅に促されあの時の謎を解き明かすために「巡礼」をし始める。

色彩を持たないつくる=「なんの個性もない空っぽな主人公の心情は大学生の年頃であれば、一定数の共感者がいると思い選びました。

 

「たとえ君が空っぽの容器だったとしても、それでいいじゃない」とエリは言った。
「もしそうだとしても、君はとても素敵な、心を惹かれる容器だよ。自分自身がなんであるかなんて、そんなこと本当には誰にもわかりはしない。そう思わない?それなら君は、どこまでも美しいかたちの入れ物になればいいんだ。誰かが思わず中に何かを入れたくなるような、しっかり好感の持てる容器に」 

 [村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』2015 P368]

自分はいつだって孤独で、死ぬことだけを考えて生きてきた大学時代。孤独というのは村上春樹の永遠のテーマですが、誰にでも理解できるものです。人間は本当に弱いものです。そういった心情を的確に描いております。

謎を解き明かすミステリーのような要素もあるので、どんどん読んでしまいます。気づいた時には読み終わってますよ。それにしてもジャケットが美しい、、。

『風の歌を聴け』

 

 この作品も大学生のお話。
処女作です。港町での大学生の19日間の日常が描かれています。

ただ、なんというか、日本っぽさが全然ないんです。ビーチボーイズやお洒落なバー、彼女の作る料理はビーフ・シチューやサンドウィッチ。
まるでアメリカのどこかの港町のようです。村上春樹がアメリカ文学に強い影響を受けているためですが、それを受け入れながら読むと本当に面白いです。ドラマティックなストーリーと言うものはないですが、軽快なリズムを持った文章や独特の洗練された雰囲気などを楽しめるかと思います。 

『職業としての小説』

 

この作品は小説ではなく、エッセイです。

  • デビュー前から小説家になるまで
  • 小説家とはどういう人間なのか
  • 小説を描く時の心境
  • 小説家の一日

など、「小説家とはどのようなものか」という興味深い話が盛り沢山です。小説家デビュー時のことを話しているため、上述した『風の歌を聴け』の制作模様も書かれています。このように職業的小説家のお話として、大学生が読むのなら一種の職業図鑑として見ることもできます。

 

が、それだけではありません。

  • 文学賞についての見解
  • 学校の問題点について
  • 原発について

など様々なことについて語っています。

私のオススメは、第4回の「オリジナリティーについて」です。これ、芸術や趣味など、あらゆる物事を行う際にも当てはまると感じました。自分のオリジナルを出すためにはまず、「それをしているとき、楽しい気持ちになっているか」を基準にして、必要のないものを捨てる事が大事。

この主張はもうずっと私の頭の中にあり、人生の指針です。上で紹介した小説を読み、村上春樹に興味が湧いたときにこちらを読むことをおすすめします。

分量の比較

分量は(ページ数)

風の歌を聴け(160)<職業としての小説家(346)<色彩を持たない多崎つくる(421)<ノルウェイの森(595)

 

となっています。

まとめ:おすすめは『ノルウェイの森』

サクッと読んで見たいのなら『風の歌を聴け』をお勧めしますが、一番のお勧めはやはり『ノルウェイの森』ですね。この作品でハマる人が」一番多いと思います。(同時にこの作品で批判的になる人も多いのが事実ですが)

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は2013年と比較的最近の作品なので、時代のギャップをあまり感じずに読めるかと思います(読みやすい)。

何はともあれ、大学生は村上春樹を読み出すのに、ちょうどいい年齢だと思っております。ぜひ参考にしてみてください。

 

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