水曜日のカンパネラ・コムアイに学ぶ「個性」の出し方〜誰にでもできる個性の見つけ方〜

書評

「オリジナリティー」「個性」といった言葉は、現代でとても重要視されています。

 

そしてその反面、それらを聞くと、時にひどく悩んでしまいます。

私には何もない。

自分は凡人だ。

個性がある人が羨ましい。

このような人々は、必見です。

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「個性」はどうやって生まれるのか

そもそも個性ってどのようにして生まれるのでしょうか?無理に考えて頑張って、ようやく見出すことなのでしょうか。元々のセンスのことを言うのでしょうか。何か一つを徹底的に突き詰めないといけないのでしょうか。

 

 自己紹介や就活の面接、そしてSNSなど……

個性を問われている時代だからこそ、このテーマを深く考える必要があります。

水曜日のカンパネラ・コムアイに学ぶ「個性」

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https://www.m-on-music.jp/0000181978/

過激なパフォーマンスや独特な世界観で異彩を放つアーティスト、水曜日のカンパネラ・コムアイ 。

これだけ自分の魅力をアピールしている彼女は、どのようにしてその突出した「個性」を獲得したのでしょうか?

コムアイ流、個性を出すには

TOKYO FMで放送されたラジオ「SCHOOL OF LOCK!」で、2017/2/1にコムアイが出演しました。視聴者の悩みに答えるコーナーで「個性」について語っております。 

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https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoFm_QZYtGXqx9z/

Q.コムアイさんは個性的で自分の魅力を上手にアピールできていますが、どうすればそうなれますか?

A.私は「工夫」が上手なんです。人の魅力は限られてるから、私は工夫でどうにか乗り切っています。自分には個性がないと思いますか?

 

私が言えるのは、個性って、「誰よりもこれだけはできるっていうものを見つけろ」とかいうけど、そんなことなかなか無い。世界で何十億人も人がいる中で、ナンバーワンになることは難しい。
だから、「組み合わせがうまい人」が強みを見せられると思います。例えば、私は鹿の解体をしています。実は鹿の解体している人は日本中でたくさんいます。猟師さんはみんなするし。でも、そこから遠いところで、「歌を歌う」ということをしている。「歌手が鹿の解体をする」ってなると、個性があると思われる。組み合わせただけでずいぶんな個性になる事はいっぱいあります。

「人と違うことをする」のは個性でない

一つのことを突き詰めるのはあまりにも難しすぎます。それは、「一流」と呼ばれる人たちやプロフェッショナルなど、ほんの一部の人間だけです。

だから、複合的に強みを出していくことが大事なのです。異質なもの、なるべく性質が遠いもの同士を掛け合わせるとそれが「個性」へと繋がっていく。

「個性」と聞くと、「人と違っている事」や「大衆的で無いもの」のようにみんなとは逆を行くという発想をしてしまいがちです。しかし、それは本質ではありません。流行や常識を意識して自らの行動を判断する事はとても疲弊します。そしてなにより、そういう人々は周りの目を気にする人生を歩むことになります。

「人と違っている事をする」のではなく、自分が興味のあることを一つに絞らず、その複数の組み合わせを突き詰めていくのです。

HIPHOP的「個性」

この考え方は、あらゆる芸術や自己表現も当てはまります。
例えばHIPHOP。ヒップホップ・ミュージックの特徴として「サンプリング」が挙げられます。

過去の曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を制作する音楽製作法・表現技法のこと。 (サンプリング – Wikipedia)

元々存在していた、既存の音楽を使って、それを組み合わせることによって新たな曲を作ります。つまり、製作者は複数のモノを組み合わせることによって、それを自らの「個性」として表現しているのです。「どう組み合わせるか」によりオリジナリティーを出していることは、水曜日のカンパネラ・コムアイと非常に似ています。

センスは生まれつきでなく「磨ける」

サンプリング、マッシュアップ、リミックスなど既存の作品に手を加えて新たのものを作ることを「二次創作」と呼びます。様々なものを複合的に組み合わせることによって、その作品はオリジナルとなるのです。
「個性はセンスがなければ生まれない」「センスは生まれつきだから私には無理だ」と思いがちですが、上述した事をまとめると、以下のようなことがわかります。

センスは磨けるものであり、どんな人にだって個性を生む事はできる。

 

我々一人一人にも個性を備える事ができ、それは「一つのことにとことん追求して、常人でない努力をする」というプロフェッショナルの思考とは違うものであります。様々な嗜好を掛け合わせた時に、唯一無二の個性が生まれるのです。

 おわりに

魅力的なコムアイが考える個性は、意外にも自然体なものでした。時に批判されることもある、という彼女の話はとても自由でとても豊かに思えました

 

自然体でいることに価値を見出したコムアイはヌードにも挑戦しています。友人の二階堂ふみが撮影した写真集です。

 

 

ぜひご覧ください。

 

表現者に学ぶ「個性」の出し方シリーズはこちら ↓

<米津玄師編>

www.humblerap.com

 

 <村上春樹編> 

www.humblerap.com

 

 

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文学部のジェイ